こんにちは!
自宅でモンテッソーリ幼児教室を運営しながら、おうちでモンテッソーリ教育を実践しているEduLaboJapan代表のささおらんです。
元々特別支援学校の教員で、特別に支援が必要な子どもたちに向き合い、そこで勉強した中に「感覚統合」というものがあります。
専門的な用語ですが感覚統合は障がいの有無に関わらずとても大切な土台になります。
今回は簡単に感覚統合とは何か、そしておうちでできるからだ遊びについて紹介します。
もくじ
感覚統合とは
感覚とは、聞き馴染みのある五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)の他に「固有感覚」と「平衡感覚」があります。
感覚統合とはこれらの感覚を整理する働きのことをいいます。
この整理がうまくできないと、姿勢がうまく保てなかったり、細かい動作が苦手だったり、日常生活を過ごす中で気になる行動が出てきます。
専門的な話などで詳しくは書きませんが、聞き馴染みのない「固有感覚」と「平衡感覚」について少し補足しておきます。
固有感覚とは
筋肉の張り具合や関節の曲げ伸ばしを感じとる感覚で、身体の位置や動きを把握します。
例えばつまづいた時に、転ばないように「ぐっと」力を入れて踏ん張ることができるのは固有感覚が正常に働いているからです。
固有感覚を育てるために
ジャングルジムや鉄棒にぶら下がるなどぐっと筋肉を使う活動を通して育てることができます。
平衡感覚とは
身体の傾きや回転などを感じ取り、身体のバランスをとるのに必要な感覚です。
例えばつまづいた時に、とっさに転ばないように重心を後ろにかけるような動きができるのはこの平衡感覚が正常に働いているからです。
平衡感覚を育てるためには
トランポリンや平均台・ブランコなどバランスを取る遊びを通して育てることができます。
おうちでできる身体遊び
シーツブランコ
やり方
①床に敷いたシーツに子どもを寝かせる
②大人2人で四隅を持ってゆっくり引き上げる
③子どもが怖がらないようであればゆっくり揺らす
ポイント
・怖がる様子があれば無理に行わない
すもうごっこ
やり方
①四股を踏む(片足をあげてしっかり膝を曲げ踏み込む)
②マスキングテープなどで床に円を描きすもうをとる
手押し車
①高這い(ハイハイの姿勢からおしりをあげた姿勢)した子どもの足首をもって持ち上げる
②その状態で手を前に運び移動をする
ポイント
・はじめは腰あたりを支えると子どもにかかる負荷が軽くなる
・手をきちんと開かないと突き指してしまうので、手のひらをつくように伝える
ゴロゴロあそび
①プレイマットの上に子どもを寝かせ、手を上にあげる
②腰のあたりを押すか引っ張るかしてゴロゴロさせる
ポイント
・腕と足を伸ばした状態で行う
・ゴロゴロ遊びが上手にできる子は、前転にチャレンジするのもOK!
おわりに
身体を使う遊びは発達にとても大切な役割があります。
ぜひおうちの中でもいっぱい身体を動かしましょう!