もくじ
9歳の壁って何?
9歳の時期に学習面や生活面において、つまづきや劣等感を抱き、自己肯定感が下がってしまう現象
9歳の壁が原因で勉強が嫌いになってしまったり、お友達関係で悩んでしまったり、自分に自信がもてなかったり…
9歳の壁を乗り越えられるように0歳からの乳児期・幼児期や小学校低学年のうちに、大人ができることがあります!
今回はどんな壁があるのか、どんな風に乗り越えたら良いのかお伝えします!
第一の壁:学習面のつまづきの原因
9歳、小学3・4年生頃になると授業についていけない子どもが増えていきます。
原因は抽象的な思考になるから
低学年のうちは足し算なども具体物(おはじき等)を使って操作しながら計算できますが、小学3・4年生以降は小数点や分数など、頭の中でイメージしながら、解いていかなければいけません
学習面のつまづきを防ぐには
具体的な経験が多いと頭の中でイメージ(抽象的な思考)ができるようになるので壁を乗り越えられます!
例えば…
九九を覚えるだけはNG!
九九を覚えるだけでは、「3×4」と「4×3」の違いなどがわからず応用できません。
掛け算は算数・数学の基礎中の基礎。
九九を覚えるだけではなく、具体物を使って本質的に理解できるように経験活動をしましょう!
立体に触れる・構成する
幼児期から立体に触れていると、見えないものを想像する抽象的概念が身に付きます
0歳のうちからたくさん体を動かして、ボディイメージをつけることも9歳の壁を乗り越える大切な活動です。
第二の壁:自己肯定感の低下
周りと自分を客観的に捉えられるようになり劣等感を感じるようになります。
そのため自己肯定感が下がり自主性・積極性を失ってしまいます。
自己肯定感の低下を防ぐには
子どもの写真を飾る
目につくところに写真を飾ると、家族に愛されていることを可視化でき心の支えになります。
家族写真や子どもの写真・子どもが作った作品なども効果的ですね。
具体的に褒める
「すごいね」だけではなくて具体的に「〇〇が〇〇できてすごいね」と「自分のことをよく見てくれている」とわかるように褒めましょう!
壁その3:友人トラブル
集団行動するようになるので、仲間外れや同調圧力のような空気になりやすく、いじめのきっかけや反抗的な態度につながりやすい
友人トラブルを防ぐには
会話の時間を毎日とる
小学生になると親との時間より、友達との時間を大切にするようになり、親に友人関係の話をしなくなります。
幼児期から毎日会話する時間を意図的に取り小学生になっても話しやすい環境を作りましょう。
会話も「楽しかった?」と「はい・いいえ」で答えられる質問ではなく、「誰と何して遊んだの?」と様子がわかる質問をしましょう!
まとめ:子育ては積み重ね
9歳の壁にぶち当たってから、対応しようとしてもなかなか親の言葉が届きにくい年齢になってしまっているので、なかなかサポートするのも大変です。
事前に9歳の壁のことを知って関わることで、子どもが9歳の壁をひょいと越えられるように、一緒に子育てをしていきましょうね!
9歳の壁に数教育|STEAM教育|モンテッソーリ教育の視点から備えたい方へ
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